糖尿病患者と糖尿病予備軍の違いは?

糖尿病患者と糖尿病予備軍の違いは?

同じものと思っている人に対して結論からいいますと、糖尿病患者と糖尿病予備軍は関係はあるものの、基本的に別物です。

検査による判定区分が違いますし、病気かどうかという点でも違いがあります。

順に説明していきますので、糖尿病に関する知識を深めるための一助となれば幸いです。

まず、検査による判定区分ですが、FPG(空腹時血糖)と75gOGTT(75gブドウ糖負荷テスト2時間値)の結果、示された数値によって振り分けられます。

FPG110mg/dl未満、75gOGTT140mg/dl未満の判定区分は正常型、FPG110~125mg/dl、75gOGTT140~199mg/dlの判定区分は境界型、FPG126mg/dl以上、75gOGTT200mg/dl以上は糖尿病型となります。

糖尿病患者はこの判定区分では糖尿病型に該当している人のことであり、糖尿病予備軍は境界型に該当する人のことを指しているのです。

なお、境界型のことはプレ糖尿病といわれることもありますが、同じもののことを指していますので混乱しないようにしましょう。

次に、冒頭でも述べたように、糖尿病患者と糖尿病予備軍には病気であるかどうかの違いもあります。

糖尿病患者は前述した判定区分の糖尿病型に該当する人であり、糖尿病を患っているのですが、糖尿病予備軍はまだ糖尿病を発症するまでにはいたっていません。

糖尿病は糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症のいわゆる三大合併症にかかるリスクがありますが、予備軍の人は糖尿病患者と比較してこの合併症を引き起こす可能性が比較的低いのが特徴です。

ただし、正常型に該当する人と比べると、境界型は糖尿病型に数値的にも近いという点に注意しなければいけません。

正常と異常のあいだにあるため、今後の自分次第でよいほうにも悪いほうにも転がる可能性があります。

実際、境界型の判定区分に該当する人の中には、数年間のあいだに糖尿病発病にいたってしまう可能性が高いことがわかっているのです。

数値を悪くするような原因(肥満、運動不足、疲労やストレスの蓄積など)をつくらないようにし、糖尿病型の判定区分へと移行しないように対策をしていくことが大切といえるでしょう。

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