糖尿病性腎症

糖尿病性腎症

糖尿病の3大合併症のひとつに、糖尿病性腎症があります。
糖尿病イコール糖尿病性腎症であると、糖尿病の基礎知識として押さえておきましょう。

糖尿病で血糖の高い状態が10年以上も続くと、全身の動脈硬化が進行し始めます。腎臓に障害が及ぶと蛋白尿、ネフローゼ症候群等を経て慢性腎不全に至るのです。
末期腎不全で透析しなければならない患者さんの4割以上は、糖尿病が原因になっているということです。

糖尿病そのものよりも、糖尿病患者の高血圧の方が、関係が深いようです。
糖尿病性腎症の第1期である腎症前期は、症状が無く、医学的に異常も見られません。
糖尿病を発症した時点で、第1期であると解釈することもできます。

第2期の早期腎症は、第1期後の5年から15年で発症し、自覚症状はありません。
第3期の腎不全のはじまりでは、尿蛋白が陽性になります。
この時期が進行するとネフローゼになり、浮腫やうっ血性心不全が生じます。

第4期になると本格的な腎不全、浮腫に加え、精神的にも尿毒症の症状が出ます。
それからは、透析療法を行わないと尿毒になって死に至ります。

検査としては、初期の一般的な尿検査、尿中微量アルブミン測定によって発見することができます。
精密検査として腎臓生体針検査(病理検査)、腎臓超音波検査もあります。

初期の段階では、血糖コントロールによって進行を遅らせることができます。
腎不全による浮腫には、治療薬が用いられます。

腎症が進行して腎機能が完全にダメになれば、透析しなければ死に至ります。
腎移植による治療もありますが、日本では移植例数が少ないのが現状です。
糖尿病の基礎知識として、合併症のひとつとして認識を深めましょう。

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