難聴との関係

難聴との関係

糖尿病は血液が血糖でドロドロになる病気です。
血管そのものがもろくなることと相まって、血管が詰まってしまう症状が耳に出た場合、難聴を引き起こすことがあります。
耳の一番奥の部分にある「内耳(ないじ)」という部屋の細かい血管に動脈硬化が起こったり、神経が損傷されると聞こえに障害がでます。
内耳の異常は高血糖やストレスなどさまざまな原因で起こりますが、これらの原因は糖尿病の原因と重複しているのです。

難聴と突発性難聴

難聴には進行性の難聴と突発性の難聴があります。
糖尿病患者はどちらの難聴のリスクも高いという研究結果がでています。糖尿病患者は、糖尿病と判明した当初は正常、あるいはほぼ正常の聴力を持っているものの、結果的に進行性の難聴に悩まされることになると考えられています。
糖尿病患者は、糖尿病でない人と比べて難聴になる可能性が2.15倍も高いと言われています。
年齢別に見ると、60歳未満では2.61倍のリスク、60歳以上では1.58倍のリスクとなっています。
突発性の難聴は、何の前触れもなく突然耳が聞こえにくくなる症状がでます。症状は、音が聞こえない・聞き取りづらい、雑音が入る、耳が詰まった感じになる、耳鳴りがする、低音が聞こえない、高音が聞こえない、子音が聞き取れないなどさまざまです。
ふわふわとした感じやめまい、吐き気などを伴うこともあります。
片耳だけに起こることが多く、電話の受話器をあてて相手の声が聞こえず気がついたというケースもあります。
突発性難聴は1~2週間以内に適切な治療を受けると3分の1の患者は回復するといわれており、とくに48時間以内の治療が有効です。
しかし、糖尿病の人はステロイドという強い薬が使えないため、しばしば治療が難航することがあります。
突発性難聴はステロイドで内耳の血流を良くすることを目的としますが、この薬は血圧や血糖値をあげるという作用もあるからです。
もし、急に耳が聞こえにくくなる症状が出た場合はすぐに耳鼻科を受診しましょう。
その際に自分が糖尿病であることも必ず伝えるようにします。
糖尿病の人はできれば毎年聴力検査を受けるようにした方がよいでしょう。
難聴を早期に診断できれば、補聴器などよる効果的な聴覚ケアも期待されます。

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