うつ病との関係

うつ病との関係

糖尿病とうつ病の共通因子

糖尿病はうつ病と共通の因子があると言われています。
糖尿病や甲状腺機能低下などの疾患は、うつ病を引き起こす可能性があるのです。
糖尿病になる人とうつ病になる人はともに強いストレスがかかっていたり、ゆっくり休めない状態にある場合が多く、こういった因子が糖尿病とうつ病を合併させる場合があります。
糖尿病は、完治することがなく、病気になった後の長期の療養が非常に大切な病気なのですが、すぐに良くならないことから自暴自棄になったり、長引く食事の制限に精神的な苦痛を感じる人も多く、糖尿病であること自体のストレスが、うつ病を引き起こすケースもあります。
(ただし、糖尿病になったからといって、かならずうつ病になるわけではありません。)
重度の糖尿病でインスリン治療をしている人が50%以上のうつ病発症リスクがあるという研究結果もあります。
研究対象となった重度の糖尿病患者の多くが、すでに合併症を起こしてため、その影響は拭いされないのですが、やはりインスリン治療がなんらかの関わりを持ってることは統計的に証明されています。
うつ病でなおかつ糖尿病のインスリン治療をうけている患者は、健康な人の4.9倍の死亡リスクがあるというデータもあります。(2010年、米国ハーバー大学パン博士による「糖尿病治療薬がうつ病発症に与える影響」について解析を加えた研究による)

糖尿病の治療とストレスがうつ病を招く

糖尿病治療がうつ病発症を増やすのはなぜなのでしょうか。
それは、インスリン注射によって低血糖が引き起こされるためだとと推測されています。
インスリンは血糖値を下げる働きをするのですが、うまくコントロールされないと、効きすぎて低血糖という状態を引き起こす場合があります。
低血糖になると、ひどく疲れる、混乱する、気力が出ない、不機嫌になるなど自律神経症状が起こることがあり、うつな気分になります。
その状態が繰り返されたり続いたりすれば、あるいは、そこにさらに別のうつ病の要因が加わってしまうと、うつ病を発症するのです。
ストレスはうつ病の大きな要因ですし、ストレスは血糖値の変化とも関わります。
2012年、ストレスが直接に血糖値を上昇させるという研究が発表され、注目されています。
ストレスが慢性的に続けば、ストレス性のホルモン(コルチゾールやアドレナリン)が分泌されて急激に血糖値が上がり、人体に悪影響を及ぼしうることが明らかになっています。
ストレスが血糖値をあげ、ストレスがうつを引き起こし、さらに糖尿病治療がうつ病を引き起こすことがあるという悪循環を断ち切るためには、ストレスを減らすことが大切です。
血糖コントロールは、薬に頼るだけではいけません。運動や食事の療法を中心に行い、リラックスしてストレスを取り除くことでうつ病になるリスクを下げましょう。

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